『心理科学』 第16号第1巻(1994年)〜第20巻第2号(1998年)


第16巻 第1号 1994年7月
特集乾心理学から学ぶ

乾孝

講演「乾孝からみた現代心理学の課題
-社会主義者の心理学 」

中川作一 解説 意識を研究するんだったら,意識を揺り動かしながらやらなければだめだと思いますね
-乾孝を読む-
原著  
加藤義信
日下正一
足立自朗
亀谷和史
読解 ワロン
「行為から思考へ」におけるピアジェ批判
中村和夫 ヴィゴーツキーの最近接発達領域について
1993年春期研究集会概要
1993年秋期研究集会概要



第16巻第2号 1994年12月
特集認知心理学のパラダイム

論文  
黒須俊夫 認知科学/認知心理学に関するノート
-計算論的アプローチの可能性-
足立自朗 認知革命とピアジェの発達心理学
兵藤宗吉 認知心理学と表象
-「表象」概念の多義性と曖昧さ-
展望  
竹内謙彰 空間能力の性差は生得的か?
研究集会概要  
1994年秋期研究集会概要
   



第17巻第1号 1995年3月 
特集「生物学と心理学の対話」

河田政圭 講演 生物学と心理学
中島常安 コメント 生物学と対話はどこまで深められたか
-94心科研春集会シンポジウムを終えて-
原著  
田口久美子 求差はなぜ難しいか
-引き算の教授・学習に向けて-
資料  
小林久夫 
小林寛子
脳損傷者の記憶障害
-前頭葉損傷者及び後頭-頭頂葉損傷者の健忘事例の検討を中心に-
研究集会概要  
1994年秋期研究集会概要


 


第17巻第2号 1995年12月 
特集「新しい学力観」を考える(1)

論文  
楠凡之  「新しい学殖観」の問題点と発達研究,教育実践の課題
馬場久志 「新しい学殖観」の学習写像と指導観
原著  
亀谷和史 
日下正一 
足立自朗 
加藤義信
1950年中葉の「ピアジェーワロン論争」
-1955年発達段階に関するシンポジウムを中心に-
資料  
丸山尚子 
尾形美智子 
近藤隆子
1990年代の子どもの生活と意識に関する調査
-「徳島の子どもたちPart3・幼児の部」を中心に-
1995年春期研究集会概要



第18巻第1号 1996年4月

特集 「新しい学殖観」を考える(2)
論文  
松下佳代 新学力観と「新しい学習論」の対抗軸
藤岡秀樹 「新しい学殖観」を考える
-教育心理学の視点から-
原著  
日下正一 小学校児童におけるものの価格に関する推論
1995年秋期研究集会概要



第18巻第2号 1996年9月

論文  
間宮正幸 現代社会と宗教心理
原著  
中村和夫 ヴィゴーツキー理論は活動理論か?
加用文男 ごっこにおける言語行為の発達的分析
-方言と共通語の使い分けに着眼して-
1996年度秋期研究集会概要



第19巻第1号 1997年3月
特集 若者のこころに迫る-今,第二反抗期は?-

論文  
青野篤子 ジェンダーの観点からみた第二反抗期
-女子大生の調査を通して-
白井利明 青年心理学の観点からみた「第二反抗期」
原著  
楠凡之 少年期のいじめ問題の発生機序と教育指導
-自我・社会性発達の観点から-
研究ノート  
中島常安 概念発達研究の動向についての一考察
資料  
小渕隆司 10ヶ月検診,1歳半検診の発達スクリーニング項目の検討



第19巻第2号 1997年9月

論文  
渡部昭男 「障害者の青年期教育学」試論
原著  
中村和夫 ヴィゴーツキーの「人間の具体的心理学」の構想について
研究ノート  
石橋由美 社会文化的アプローチを読み解く
-ブルーナーの文化心理学を手がかりに-
1996年秋期研究集会概要


第20巻第1号 1998年2月

原著  
坂西友秀 現代女性の人間関係と「家」文化
資料  
仲山佳秀 ダウン症候群児の算数の指導事例
田丸尚美 親族ネットワークと子育ての実体
-The Actual Conditions of Child Rasing and Family Network.-
研究ノート  
高取憲一郎 社会・文化的アプローチの検討 -物語とアイデンティティーに注目して-




第20巻第2巻1998年11月

原著  
加用文男 「心の理論」研究におけるごっこの問題
-Acting as if論から揺れ動き論へ-
論文  
広重佳治 人のサーカディアンリズムと心理学
翻訳  
中村和夫 訳 ヴィゴーツキーのテクストに関する手始めの確認作業
ア・ヴェ・ブルシュリーンスキー著
1997年秋季研究集会概要