『心理科学』
 第21巻第1号(1999年)〜第26巻第2号(2006年)


第21巻第1号 1999年4月

原著  
丸山真名美 思春期の心理的特徴と「いじめ」の関係

資料
 
田丸敏高
井戸垣直美

児童の意見表明の発達


河崎道夫
山本真由美

ごっこ遊びにおける「連結発言」の意味
-「心理状態主義」の展開に向けて-

1998年春期研究集会概要

1998年秋期研究集会概要



第21巻第2号 2000年5月

論文  
西本絹子 心理科学研究会における障害研究の流れを展望する
-過去30年の流れ、特に最近10年間を中心に-
都筑学 心科研における青年部会の研究動向と課題

資料
 
加藤義信 日下正一さんの業績と研究スタイル

1999年春季研究集会概要

1999年秋季研究集会概要



第22巻第1号 2001年2月

論文  
小谷野邦子 日本の心理学史の研究案内

資料
 
河崎道夫 2歳児のごっこ遊びにおける行為の変動と「立場」 

研究ノート
 
中川作一 青年の自己造形性に現れる「内面の他者」の効力

中村和夫
活動理論の主体の問題

2000年春期研究集会概要



第22巻第2号 2001年10月

論文
 
坂本忠芳 Henri Wallonの研究について

森陽子

学生相談を窓口とした青年へのかかわり-境界性人格障害の事例検討から-

資料
 
塚野修一
石浦美輝子
対人不安を伴う不登校女児の一事例について-訪問援助による試み-

都筑学

小学校から中学校への進学に伴う子どもの意識変化に関する短期縦断的研究

2000年秋期研究集会概要



第23巻第1号 2002年3月

原著
 
高橋登 地域の公立小中学校に通う障害児は何を学ぶのか-活動理論による分析-

資料
 
福田誠治 テロに怯えながら-北アイルランド,ベルファーストの聖十字小学校紛争から危機における人間心理の形成を考える- 

研究ノート
 
中村和夫 ヴィゴーツキーの発達理論における学校教育の位置-子どもの科学的概念の発達を手がかりに-

2001年春期研究集会概要



第23巻第2号 2002年12月

原著
 
夏掘睦
加藤弘通
「理論と実践」論からみた実践性の類型化の試み

加用文男

幼児のプライドに関する研究

翻訳
 
中村和夫 思春期の少年の想像と創造 (エリ・エス・ヴィゴーツキー著)

2001年秋期研究集会概要



第24巻第1号 2003年6月

原著
 
坂本美紀 小学校算数における少数倍および分数倍の問題解決に関する縦断的研究

前田晶子

日本における産業心理学の動向-1930-40年代の経済心理学と労働心理学をめぐって-

資料
 

夏掘睦

創造性概念の意味の変遷における教育心理学の独自性の影響

心理科学研究会2002年春期研究集会概要


第24巻2号 2004年5月

特集論文
 
春日井敏之 危機的年齢としての思春期の危うさと可能性−青年期から少年期・思春期を見直す−

都筑学

思春期の子どもの生活現実と彼らが抱えている発達的困難さ−小学校から中学校への移行期について−

百合草禎二

危機的年齢期における自己形成的契機と社会的諸関係−戦後の若者の問題行動から見た問題提起−
原著  
小林幹子 臨床実践における発達心理学と臨床心理学

中村和夫

ヴィゴーツキーの内言理論における「意味」の存在形態について−想像の発達論を手がかりに−

資料
 
松野豊 クルト・レヴィンとソビエト心理学 第1報

心理科学研究会2002年秋期研究集会概要


第25巻1号 2005年2月
特集論文 青年はいかにして社会と出会うか 
加藤弘通 心理学はいかにしてひきこもりと出会うか?―心理学における<実践性>を捉えなおす契機として―
白井利明 フリーターの「やりたいことをしたい」という意識はどこから来ているか

原著
 
郷式徹 幼児の誤信念想起に対する課題への関与行為の影響

河崎道夫

2,3歳児における自己及び「役」名の呼称

山名裕子

分離量と連続量の両方の特性をもつものの配分行動―小豆の配分行動から― 

木下孝司

幼児期における時間的拡張自己と「心の理論」―時間的視点からの理論的考察―

加用文男


感情の身体説と「非対応感情」


心理科学研究会2003年春期研究集会概要



第25巻2号 2005年9月

特集論文 学校教育と子どもの「自己」の形成―教育心理学における「自己」研究の新たな視点― 
都筑学 小学校から中学校にかけての子どもの「自己」の形成

別府哲    坂本洋子

登校しぶりを示した軽度知的障害児における自己の発達と他者の役割

論文
 
中川作一   石井隆之   張日昇 中国青年の自己認知

原著
田丸尚美 母親が子どもの障害と向き合うための発達臨床―1歳6ヶ月児診断の事例をもとに親子への支援を考える―
百合草禎二 エリ・エス・ヴィゴツキーと「児童学批判」―イェ・イ・ルードニィーワ「エリ・エス・ヴィゴツキーの児童学的歪曲について」を手がかりに―
資料  
高澤健司   荒尾貞一   白井利明
「現代日本の17歳をどうとらえるか」―青年部会における議論を通じて―
心理科学研究会2003年秋期研究集会概要



第26巻第1号 2006年2月

特集

現代社会における子どもの自己の発達―教育心理学的な支援のあり方をめぐって― 
間宮正幸 成長・発達の困難と「自己」の形成―軽度発達障害・子ども虐待の検討から―

白井利明

現代社会における青年期の不安と自己―進学競争のもとでの時間的展望―

田丸敏高

児童期における自己の発達―心理科学探求の議論をとおして―

原著
河崎,道夫   黒太綾乃 自分の名を言うこととはどういうことか?

布施光代   郷式徹     平沼博将

幼児における生物と生命に対する認識の発達

岡田有司

中学1年生における学校適応過程についての縦断的研究  

心理科学研究会2004年春期研究集会概要



第26巻第2号 2006年11月

特集 保育・教育における「支援」とは何か  
浜谷直人 障害児等のインクルージョン保育を支援する巡回相談

岡村由紀子  金子明子    馬飼野陽美  山崎みよ子  加藤弘通

保育・教育における「支援」とは何か?

特集

人間の心に平和の礎をきずく
 
杉田明宏 沖縄・平和ガイドの平和心理学的考察

高垣忠一郎

「自己愛」と「自己肯定感」から考える子育てにおける「平和」と「暴力」

中島常安

幼児期平和教育の課題―直接的平和教育と間接的平和教育をめぐって―

2004年秋期研究集会概要

2005年春期研究集会概要